幸せに包まれる時間を共有できる。そんな友を持つことは人生の最高
の財産です。
花嫁、花婿が並ぶのを見て我々は幸せの瞬間を目撃する。
結婚式に列席すれば、幸せの見届け人となり、二人の約束の日を我々
こそが最高に幸せな笑顔となって祝福できるのですから。
こんばんは、フォーク夜話の時間です。
先日、同じ目標を持ち数年もの間、熱くそして励ましあってきた友人
が幸せの日を迎えました。
控えの間で始めて会う両家どうしはぎこちなくても、挨拶しあう顔は
笑顔となり、共に祝福という最高の共通体験が二つの家を結び、二人
を待ち受けるのです。
神殿に向かう為、控えの間から促されて両家が外に並び、祝福の笑顔
の道をつくります。
多くの幸せなご夫婦を送り出した板戸が開き二人が登場します。
着慣れない着物はこの日に変わる苗字と同じ、ぎこちなく二人が歩み、
初めて段があることに気づきます。
戸惑う花嫁に先に回った巫女さんが手を差し伸べるけれど、次の瞬間
花婿がその手をとり、小声ではげまし一段づつをエスコートする。
花嫁には誰よりも手をとり、ひいて欲しいのは一緒に歩む花婿なので
した。
我々はその姿を見て微笑ましくうれしく、幸せな気持ちになり花道を
つくる。
もう助けられるのは我々の誰でもない、花嫁の手をとる花婿なので
した。
花嫁という曲が好きでした。何度も何度も思い出しました。
彼らの結ばれた日のプレゼントにこの曲を流し、そっと心のプレゼン
トとするつもりでした。
はしだのりひことクライマックスの「花嫁」は祝福の曲です。
二人で歩けばどこまでも一緒に歩けると歌う歌でした。
歌えばそのまま祝福になると歌われた歌でした。