人間なんて

浜名湖フォークジャンボリー実行委員会

2011年01月16日 08:30



何度振り返っても浜名湖フォークジャンボリーの2日間は書き
尽くすことはありません。

一年でたった2日だと言うけれど、その2日間のために出演する
みなさんは全国から浜名湖を目指す。
その為にメンバーが集まっては練習もする。そして元気で出番
の日を「みんなでつくる」ために集うのです。

実行委員会は1年をこの2日を目指して活動する。会場のお世話
になったり協賛いただける多くの個人や企業のみなさんと出会
い、きっと成功させようと会議も熱を帯びるのです。

2日間の最後、舞台監督をつとめた名倉マコト率いる名倉バンド
の演奏の後ろには全出演者がステージを埋めています。
スタッフもみな揃って第7回の大成功を喜びあいながら一緒に
歌うのです。

自分の出番までは気負って自分の歌で会場を盛り上げようと思
うものもいます。まだ練習も経験も足りなくともステージでは
顔をあげて精一杯歌うものもいます。

けれど私たちは誰もフォークジャンボリーは会場を埋めてくれ、
応援してくれる手拍子と拍手の仲間たちのためにあるのだと
確信するのです。

歌は心を伝える私たちの手段です。歌で通じ合えるものを探し
てみな歌います。
その心の全てを受け止めて包み込むのは会場に集まった仲間た
ちの手拍子や拍手なのです。

62組が繋いだ2日間が終わります。最後の歌は「人間なんて」、
ギターを持った仲間がさまざまなステージを見せた仲間たち
が一緒に並んで会場と共に大合唱となります。

この日に私たちが見つけたものを来年もさらに大きくしようと
思います。そして来年もきっとここで集まりましょうと会場に
向かって歌うのです。

フォークジャンボリーは演奏や歌を歌うもののためだけのイベ
ントではありません。
応援していただける会場内外のみなさんと一緒に成し遂げられ
るものです。

その満足感にみな胸を張って歌います。
来年もまた会いましょうと歌います。

年が変わり今年も9月10日11日に開催と決まり、実行委員会は
動き出しました。
今年はさらに企画を広げて会場のみなさんとともに過ごす日
を目指していきます。

「人間なんて」は「人間だからこそ」と歌いかえて私たちは
前へ進むのです。

そしてまた会場で顔を合わせようと約束するのです。

※写真:名倉バンド+総出演者

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