青春のフォークジャンボリーは大人が運営する

浜名湖フォークジャンボリー実行委員会

2013年02月27日 09:00



第9回実行委員のイチローです。

浜名湖フォークジャンボリーは第1回第2回が同年開催、以後第
3回から一年に一度開催となりました。
この第3回(吉田和弘実行委員長)の時に、私はオフィシャルカ
メラマンとして参加、以後第6回まで記録係としてカメラマンを続け
ました。

第7回(高見比郎之実行委員長)から第8回までは実行委員とし
てWEB広報として、現在の形の公式ホームページとブログ連携
による方法を吉田事務局長と計画・実現し、運営を担当してまい
りましたが、計7年の関わりを終えて今月いっぱいでOBにさせて
いただくことといたしました。



OBとなり引き継ぐにあたり7年の開催を振り返り、仲間へのエール
をおくらせていただきます。

浜名湖フォークジャンボリーは二つの要素を持っています。
昨日多くの会場の仲間たちからのアンケートにありましたように、
フォークソングを会場で共に歌い、心若くする私たちは永遠の青年
を続けています。

青年たちは力など持たず、愚直なまでに仲間を広げ、全員の力を
合わせて「すてきな一日をみんなでつくる」ことを続けています。
二日間を一緒に走りきった出演仲間とスタッフは片付けを終えて
また来年も集まろうと誓い合います。
上手に帰ってしまうものなどなき浜名湖フォークジャンボリーの片付
けを終えた時こそ、「みんなでつくった」満足を得られるのです。

また逆に私たちは全員が充分な大人であることで、もう一つのテーマ、
「記録と記憶に残るイベント」を実現しています。
6月に出演が決まった「今年の仲間」と初めて集まるのが7月の出演
者事前説明回です。
ここから全員への当日分担の仕事を決め、当日は早朝より仲間とし
て活動をしています。

充分な大人である私たちは自主性、経験を持ってそれぞれの分担を
こなします。マニュアルよりも仲間のために自らの分担を全うすること
で運営されています。



それぞれの分担をそれぞれが考え、皆のために行動することで成り
立つイベントは経験の浅い青年では為しえないこと、全てのスタッフ
は大人として活動していますが、青年の大人たちはまだまだ伸び代
を持っているのです。

ゆえに第9回アンケートへのおこたえは耳の痛いお叱りも伝えてい
ますが、こここそ大人の伸び代のものであり、伸び盛りの若き心が
克服するものだと信じています。

最後に浜名湖フォークジャンボリーの最も美しきことは、ステージに
出演する者と会場で手拍子と拍手と歌で盛り上げていただいている
仲間(アンケートのお答えでさらに確信しています)が一つであるこ
とです。

誰が出演するということではなく、初日の一組目から二日目のグランド
フィナーレまでの出演者が一曲一曲歌う歌は「浜名湖フォークジャンボ
リー」として繋がっていることです。

一日を共にしてくれる会場の手拍子と拍手と歌の仲間たちはまるで
出演仲間と共にステージにいるように歌って一日をつくりあげているの
です。

歌が感動を呼び、懐かしい若い力を私たちにみなぎらせてくれるもの
だとすれば、二日間に渡ってつながる歌にある。それは浜名湖が行う
アマチュアにこそあるのです。

浜名湖フォークジャンボリーは若さを永遠に持つ仲間たちの力で伸び
代広く成長して続いていくものと思います。
それを実現してきた、先輩たち、仲間たち、なにより多くの手拍子と拍手
と歌の仲間たちに感謝いたします。



私たちは開催日の早朝に集まり、全ての準備を全員でなしとげ、これか
ら集まっていただける手拍子と拍手と歌で応援する仲間を待っています。

毎年雑巾とバケツが実行委員の準備荷物の中に入っています。
会場を綺麗に拭き上げ、準備を整えた会場にワクワクしていることこそ
浜名湖フォークジャンボリーが作り上げてきた美しき伝統なのです。

そしてその仲間の中にいたことを最も誇らしく思っています。

明日は引き継ぎについてお知らせいたします。

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