2010年07月30日

美しきトップを取る

美しきトップを取る

ギターを抱く(いだくと呼びたい)者ならば楽器であると共に誰もが
その木工品としての美しさに魅せられてしまう。
弾けばなおさらで、その音に共鳴している心に気づいている。

6月25日に続き7月9日に再訪した岐阜県可児市のK・YAIRI訪問記を書い
ています。

「美しく目がつまったシトカスプルース」などとギターのパンフレッ
トは誘惑する。

天空のホールの1Fは大型の機械があり、その奥は古き治具などが展示
されている。そこにシトカスプルースの大きな丸太がある。

樹齢380年というスプルースは原木が豊富だといえど、カナダ・北ア
メリカでも貴重である。ゆえにシトカスプルース材でできた楽器のパ
ーツは高価となる。

さらにヤイリが言うようにギターのトップ材の使用部分は材がさらに
安定した一部分であるという。

美しきトップを取る

買える買えないにかかわらずギターを選ぶ私たちはその材の名前を参
考にする、いや憧れる。
貴重であるゆえに、その材の美しい杢の目に心奪われる。
それらは自然のものであるゆえに、同じモデルであっても全て違い、
そして私たちが手に入れられるのはその一台である。

また一台を手に入れられたらとても幸せである。

ギターとはさまざまな材でつくられたパーツの集合体であり木工品で
あり、時に芸術品である。

木の香りで満ちた空間を歩き、見慣れたパーツを見る。そして組みあ
がったギターから逆にそのパーツを思ってみることができるのである。


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Posted by 浜名湖フォークジャンボリー実行委員会 at 10:30│Comments(0)K・YAIRI工場訪問記
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