2010年12月31日

浜名湖によせて



今年で第7回を迎えた浜名湖フォークジャンボリーは浜名湖花博
覧会で活用された野外ステージを残して整備された浜名湖ガーデ
ンパークで「フォークジャンボリーを開こう」という仲間がはじ
めたイベントです。

回を重ねるごとに秋の大イベントとして楽しみにしていただく
みなさんに支えられ、いまや全国に生まれたフォークジャンボリ
ーの一つとして浜名湖を目指すみなさんが集まる場となってきて
います。

このイベントを支えるのはもちろん全国・地元から集まっていた
だき会場を埋める手拍子と拍手の仲間たちです。
そしてステージでその歌声のリーダーとなって歌う出演のみなさ
んです。

そして華やかなステージを陰で支える多くのスタッフ仲間たち
です。その中から新しい文化が生まれるのを私たちは知っていま
す。

GOVEの皆さんが浜名湖に生まれた「浜名湖フォークジャンボリー」
という新しい文化にテーマソングと名づけて「浜名湖によせて」
を作り歌っていただきました。

もちろんこのテーマソングは実行委員会が企画したものではあり
ませんが、企画することもなく出演者のみなさんから生まれたこと
に感謝しています。



今年からこの「浜名湖に寄せて」に振り付けができました。
ステージから会場に集まった手拍子と拍手の仲間たちにGOVEの
みなさんが呼びかければ、振り付けをする心が寄せてくるのです。

「浜名よ浜名よ 僕のふるさとよ」

浜名湖に生まれたフォークジャンボリーは7回(6年)の間にこう
した新しい文化を生み出しています。

そしてその歌は広く広がっていきます。
来年の第8回に向かって集まる心の象徴になってゆくのです。

今年も浜名湖フォークジャンボリーのブログとホームページを
ご覧いただきありがとうございました。

そしてもうはじまっている第8回に向けて新しい年を迎えます。
来年もここに多くの心が集まることができたらと期待していま
す。

どうぞ心を「浜名湖に寄せて」ください。

みなさま よいお年をお迎えください。

※写真:GOVE 会場の手拍子と拍手の仲間たち  


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2010年12月31日

タイムマシンにお願い



もう一度今年の浜名湖フォークジャンボリーの出演者のみなさん
の活躍を振り返ろうと、その歌った歌をテーマに書いてまいりま
したが、初日の出演も残り4組となりました。

初日終盤の盛り上がりは多くのパフォーマンスグループが続いて
います。

きらきら☆ぴんく'Sのみなさんは広義なフォークソングを歌って
くれまいた。

昨年末亡くなった加藤和彦さんの歌を歌うグループの中できらき
ら☆ぴんく'Sのみなさんは「タイムマシンにお願い」を選び、中
島みゆきさんの作った「慟哭」を歌う。
フォークソングは大きな広がりを持っていたことを思い出させて
くれました。

もしタイムマシンがあったら、私たち青年はきっと何度もそんな
ことを想像しました。

どの時代へも行ける乗り物にのって「あの日」に戻りたいなどと
も想像していました。

でも想像するだけでタイムマシンはどこにもないのです。

けれども2日で1万人のフォークソングを愛する仲間が集まった
この浜名湖フォークジャンボリーは、みんなの心をタイムスリッ
プさせてくれるイベントです。

誰かが歌いはじめるたびに私たちの心はスッとあの日に戻って
ゆくのですから。

今日は大晦日、来年へつながる日となりました。
そしてひとつ齢を重ねたとしても私たちはまた来年の9月のタイ
ムマシンに乗ることができるのです。

※写真:きらきら☆ぴんく'S   


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2010年12月30日

まあるいいのち



フォークソングといえばギターを抱えて歌うもの、そんな風に
思ってしまいますが、浜名湖フォークジャンボリーには楽しい
パフォーマンスと共に歌を楽しませてくれるグループが出演し
ます。

浜名湖のお隣、愛知県新城市からやってきたのは「ののちゃん
ず」のみなさんです。
ののちゃんが参加するとなれば、心配して集まってきてしまう
みなさんでつくるのが「ののちゃんず」の楽しい歌たちです。

夏のセーラー服の女子とシャツの男子たちが集まればあの頃の
学園祭を思い出させてくれる。
そしてののちゃんずは、私たちを「まあるいいのち」で包んで
くれるのです。

ちいさなそれぞれが集まって大きな歌声をつくる。
私たちはそんな夢をフォークソングに持ちました。

そんな夢を持つこの町、この県、この国、この地球と拡大して
宇宙から俯瞰して眺めれば、どれもこれもちいさな命に溢れて
いるんだよ、とののちゃんずは歌うのです。

「みんな同じ地球の家族、ひとりにひとつづつ 大切ないのち」

みぶり手振り楽しく、会場の仲間とひとつになったののちゃん
ずは、浜名湖フォークジャンボリーから宇宙の仲間にまで、私
たちの活動を紹介しているのです。

※写真:ののちゃんず  


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2010年12月30日

娘への応援



フォークソングに夢中になっていた頃は私たちは青年期、青年
や娘であった頃でした。

時は巡り、私たちの多くは親となり当時と同じ頃の息子や娘を
持っています。

あの頃に覚えた歌と思い出を持って私たちはまたギターを弾き
出します。随分使っていなかった声は大人となりまた経験を積
んだ大人になっています。
そしてまた歌を歌い出したのです。

オオツカマサカズさんは娘さんへの応援の歌を歌います。
年若くしてできた愛しい娘を育てあげ、その娘が結婚して新し
い人生の舟に乗る。

その舟を押す歌を大きな海のような父の心を歌うのです。

浜名湖フォークジャンボリーでは「あの頃」の歌を一曲以上
歌ってくださいとお願いしていますが、こうしてあの頃から
経験を積んだ心と声で歌うことができるのです。

世には「娘や息子」を歌う歌は数あります。どころか私たち
はすでに「孫」を歌うことも始めているのです。

ひとりの親にひとりの子、私たちは最も愛する子への歌に
感動します。

歌い終えたオオツカさんに満場の拍手が贈られたのは私たち
それぞれの心に響く「親の心」が歌われたからでした。

そして「そのとおりだ」と愛する子供がみな幸せになるよう
にと応援していたのです。

※写真:オオツカマサカズさん  


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2010年12月29日

チャンピオン



ボクシングというスポーツに私たちは人生を見ることができます。
四角なリングにあがった男たちの12ラウンドの戦いに私たちは大
きな勇気を感じ、自分に転化して力強く生きようと思うのです。

大阪昭和高槻フォーク村はライブを楽しむみなさんのお店です。
そこから今年5組のフォーク仲間がやってきました。

2番手の出演はMen's Actyの三人です(写真の後ろにカホンの一人)。

フォークブームの後期に私たちは力づよく人生を歌うアリスに
出会います。すでにベテランのアリスの歌は満を辞して私たちに
フォークの力を与えてくれました。

愛や恋の日常を歌う歌に私たちは「やさしさ」を知りました。そ
してアリスの多くの歌から私たちは「勇気」を知ったのです。

リングに向かうチャンピオンに私たちは人生に立ち向かう私たち
を重ねます。そのボクシング人生に私たちは人生というドラマを
視ています。

そして人生を極めていく人生の中で「もう一度自分に還る」こと、
そして新しい人生を得てゆくことを知るのです。
フォークソングに歌われた「男たち」の歌を一緒に歌うのです。

※昭和高槻フォーク村のMen's Actyのみなさん  


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2010年12月29日

今はもう誰も



新潟と広島、愛知のフォークジャンボリー仲間に加えて、今年
は東京、神奈川、大阪、三重、奈良などさまざまな地域でフォ
ークを楽しむ仲間が出演いただきました。

大阪の高槻市から出演いただいたのはモーニングステイトのみ
なさんです。

軽快なギターのストロークがはじまれば会場から元気よく手拍
子がはじまります。
初めて出演した出演仲間だからこそ「浜名湖にようこそ」と
応援の手拍子がはじまります。

2日間で62組がつないでゆくフォークソングのイベントはどの
出演者もすぐに会場とひとつになるのです。

歌の歌詞はしばしば逆説的に歌われます。
「今はもう誰も愛したくないの」という歌詞は力強い私たちの
心を歌います。

ギターのストロークと一緒に手拍子する私たちはその歌を「今
もみんなを愛しているよ」と聴こえているのです。

シャンシャンと響く手拍子とギターはひとつになって会場に響
きます。
歌うモーニングステイトのみなさんは笑顔になってその歌を
リードしてゆくのです。

きっと来年もおいでよと会場は言っていたのです。

※写真:昭和高槻フォーク村のモーニングステイト  


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2010年12月28日

大空と大地の中で



千席を埋めた手拍子と拍手の仲間たちの前にソロで出てゆくの
はとても勇気がいることでしょう。

浜名湖フォークジャンボリーは今年、史上最大の62組の出演者
仲間を迎え、出演時間は人数にて割り当てましたのでソロのみ
なさんの出演時間枠はとても短くなりました。

それでもギターと共に出演する弾き語りは多くのファンを持っ
ています。

しゅうすけさんは「大空と大地」の中にいる私たちを歌います。

浜名湖は日本のほぼ真ん中にある大きな湖というランドマーク
です。
この地に向かって日本中から出演者のみなさんが、会場の手拍
子と拍手の仲間たちがやってきます。

みな生きることの辛さも苦しさも私たちは知っていますが、野
に咲く花のように強くあろうと私たちは思います。

そのためにみんなで一年のうちの2日間を浜名湖に集い、野に
咲く花の仲間たちと共にこのイベントで歌いあげるのです。

浜名湖に流れる歌は大きな歌声となって野外ステージから空に
向かいます。
その歌は全国に仲間をつくり、また来年も一緒にいようと約束
ができるのです。

そういう歌が歌われば私たちは勇気を持つことができるのです。

※写真:しゅうすけさん  


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2010年12月28日

冬京



「とても素敵な声でしたね」

演奏と歌を終えたばかりのFolky-Talkyの二人にそんな言葉をかけ
たことを思い出しました。

今年の記念Tシャツに「ターコイズブルー」を選んだ実行委員会
はそのシャツを着て歌ってくれる二人をうれしく思います。
男性がそのやさしさを歌う伊勢正三さんの歌は、今もやさしい
男たちの心に響きます。

わたしたちがもっともっと可能性を持っていた若き日々、青年
の私たちは誰もが東京を目指しました。
そして「君」と出会う「僕」がいた。

同じく地方から東京へ出てきた伊勢正三さんの歌はまさに私た
ちの心だったのです。

どんな「僕」にも「君」にも起こりえる「物語」のページを私た
ちは開いていきます。

そして今でも「僕」は僕なのさと君に歌うのです。

若き日の東京をどのように歌おうか、私たちは変わぬ心を歌い
続けるのです。  


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2010年12月27日

高蔵寺ワルツ



人と人とが出会い、一緒に暮らし楽しむところ、そこには町が生
まれます。
自分の住む町を「一番すてきなところ」と言える心はとても美し
いことですね。

浜名湖フォークジャンボリーの姉妹ジャンボリーのひとつが、
愛知県春日井の高蔵寺フォークジャンボリーです。

日本に生まれた大団地のひとつとして誕生した高蔵寺ではもう
何年もフォークジャンボリーを中心に町の人が集まって楽しむ
イベントが開催されています。

そこに集まる町の仲間たちの1組が「もろちゃんず」のみなさん
です。

すてきな町のジャンボリーで生まれた歌が「高蔵寺ワルツ」です。

ワルツは踊る心をあらわすリズムです。
ラッタッタ、ラッタッタと心も体もステップを踏んで集まって
きます。

そのワルツにのって浜名湖に登場したもろちゃんずは、浜名湖に
も新しい歌が生まれますよと教えてくれるようでした。

私たちが住む町を誇りに思い、一緒に暮らす地域の人と毎日を
楽しむことって、なによりもうれしいことです。

その歌はきっとワルツになる。

GOVEのみなさんが浜名湖の歌を作って歌ってくれていますが
その歌もラッタッタ、ラッタッタとリズムをつくります。

みんなが集まる浜名湖にもそんなリズムが生まれています。  


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2010年12月27日

青い夏



出会いとはとても不思議なものです。
人と人との出会いはもちろん、あの暑かった今年の浜名湖フォー
クジャンボリーで、私たちはたくさんの歌に出会いました。

フォークソングにはたくさんの歌がありますから、誰もが全て
の歌を知っているわけではありません。
「一曲以上のあの頃の歌をお願いします」と出演者のみなさん
にお願いすれば、それぞれの「あの頃」の歌が歌われるのです。

二人は共に伊勢正三さんの大ファンとしてコンサートで知り合
い、すぐに意気投合して一緒に歌い出したそうです。

歌で出会い、歌の仲間ができその歌を披露する。
その歌を浜名湖で初めて聴く人がいて、その歌と歌う人のファ
ンとなることも出会いのひとつです。

「青い夏」とは私たち誰もの思い出の中にあります。
キラキラとした思い出の中で私たちはあの頃に出会った誰かを
思い出します。

歌は「ずっと恨んであげる」と結ばれますが、私たちはきっと
その時の自分の若き心を恨むのでしょう。

歌との出会いはその歌を歌う人の思い出となる。
伊勢正三さんの歌を知らずとも風月の二人の歌でその歌のすば
らしさを知ることができるのです。  


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2010年12月26日

私の青空



浜名湖フォークジャンボリーでは出演者のみなさんに、一曲以上
の”あの頃”の歌を歌っていただけるようお願いしています。

その歌はとても広義なものです。
あの頃私たちが歌った歌はフォークソングばかりではありません。
同じ時代に、ちょっと背伸びした世代に歌われた美しい歌を私た
ちは「覚えていますか」と呼びかけてみたいのです。

私たちは幸せな家庭を持っています。

一日の業を遂げて我が家へとたどる道で私たちは青空を仰ぎ見て
帰るのです。

決して大きく立派な家など持てずとも、せまいながらも楽しい我
が家を築きあげてきたのです。

家が恋しい頃、この12月はまさにそんな家へ帰る喜びを感じる頃
となりました。

「恋しい家こそ 私の青空」

私たちが歩みを早めていきます、冬の青空が夕焼けに染まる中を
細道を急ぎます。

恋しい家族が住まうところ、そこが私たちの我が家なのです。

※写真:すみだ川さん  


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2010年12月26日

白い冬



今年の浜名湖フォークジャンボリーの準備が盛り上がる頃、同じ
静岡県の藤枝市で新しいフォークジャンボリーの仲間が誕生しま
した。

出演者の「ふれいず」のみなさんが中心となってはじめた「藤枝
フォークジャンボリー」です。
どのイベントも始りには多くのパワーが必要です。
その計画は多くの人を集め、勇気を持ってはじめることが大切で
す。そして新しいイベントが出来上がるのです。

「一人で思う」ことからはじまり「過ぎ去った日々」は人との
出会いを力に変えた日だったのでしょう。

「二人で暮らす」、一人の思いは二人、三人と人を集めていきま
す。

私たちは歌を通じて多くの仲間を集めることができます。
それはあの頃を経験することで知っているのです。

そして始ったことを続ける勇気を持っています。
そしてそれを知った仲間は協力しあい互いに連携してその歌声を
大きくしてゆくのです。

浜名湖フォークジャンボリーは藤枝フォークジャンボリーを応援
しています。
そしてはじめた勇気を持つ「ふれいず」という仲間を誇りに思い
ます。

※写真:ふれいず  


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2010年12月25日

出発の歌



「乾いた空を眺めているのは誰だ」

未来に向かう若き私たちは時に戸惑い立ち止まってしまいます。

青いはずの空を見上げてみても悩んだ心では乾いて見えるだけ
なのです。

けれど私たちには歌がありました。たった一人の声は小さくと
も二人三人と集まればその声は大きくなる。
その声がまた一人二人と仲間を集めてゆくのです。

立ち止まらず、すっくと立つ私たちは歌に勇気を持つことがで
きました。
決して一人で見上げた空とは違う空へ続く旅を続けようと思う
ことができました。

たった一人で歌いはじめた歌に次第にコーラスする仲間の声が
集まってきます。

その声が集まれば「出発」しようと勇気が湧いてくることを
知ったのです。

出発は一人でも旅の途中で歌う歌を聴いた仲間が集まってくる。
この歌を私たちが今も覚えているのはきっとその歌に明るい未
来を見つけたからなのでしょう。

「さあ今、銀河の向こうに飛んでゆけ」

私たちの旅はこの歌のようにはじまりました。
そしてまたこの歌を一緒に歌う時、私たちはまだ多くの仲間と
一緒の旅の途中だと気づくのです。

※写真:無限時空  


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2010年12月25日

チューリップのアップリケ



全国のフォークジャンボリーが盛り上がる中、常よりフォークソ
ングを愛する者を集めまとめる団体「戦うオヤジの応援団(NPO
アコースティックギターローカルネットワーク」は1300名を越え
る仲間との活動を続けています。

今年の浜名湖にその事務局長である山下浩司さんが自ら出演して
いただきました。

全国に多くのSP(仲間が集まって歌う場所)をネットワークする
この団体は出演その他ににより多くのフォークジャンボリーとも
連携しています。

歌うこと伝えること、その生きざまを共有することが今もフォー
クの魅力として参加者を増やしているのです。

ギターを弾いて歌うこと、その楽しみを広げその仲間づくりをす
ること、山下事務局長は浜名湖にその心を伝えていただきました。

女の子は伝えます。
チューリップのアップリケがついたスカートが欲しい。
それも出ていってしまったおかあちゃんに買ってほしいと歌うの
です。

フォークソングは生活のさまざまを歌います。
その生活とは私たちが共感できる日常の中にあるのです。

歌おうよ、歌って伝えていこうよと山下さんは歌います。
それこどが浜名湖フォークジャンボリーだと、私たちは耳を傾け
ていたのです。

※写真:山下浩司さん  


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2010年12月24日

青葉城恋歌



今年は史上最大の62組が全国から集まっていただきました。


MCの案内で全国から出演したフォーク仲間のうち、最も遠方から
やってきたのが仙台から出演の「音ちゃん」だと知りました。

より多くの出演をお願いしようと工夫を重ねた今年は、同地域から
の出演者をグループ出演として歌っていただくことにしました。
音ちゃんはその交流からNIIGATAフォークジャンボリーの仲間との
出演をお願いしたのです。

短い出演時間を有効に利用しようと、5人編成(音ちゃん、Kazmin'
com、野村・深沢)のスペシャルグループはさまざまな歌の一部を
メドレーで歌います。
どのグループの曲もその中で歌っていただくことができました。

さて音ちゃんの番となりました。

会場は仙台から出演の音ちゃんと知ってみなあの歌を期待していま
した。

そして「広瀬川流れる岸辺」ではじまるあの名曲が浜名湖に流れた
のです。

遠く仙台で歌われた歌は海に注ぎ、海を伝って浜名湖にやってきま
した。
浜名湖フォークジャンボリーは仙台からの歌の大合唱となったので
す。

浜名湖にいて全国を知る。全国は浜名湖を知ってくれている。
音楽はどんな距離も越えて会場をひとつにする力を持っています。

※写真:音ちゃん  


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2010年12月24日

イムジン河



メリークリスマス

クリスマスは幸せへの祈りを捧げ、幸せに感謝する日です。

どんな難しい問題があったとしても、きっと一つになることが
できる。私たちは歌にその望みを託し、せめてできることをと
その歌を歌うのです。

どうしてこの歌ができたのか、その背景は何があったのかなど
は知らずとも、私たちはその歌の「心」を大切にし、その歌で
きっと平和が来ると信じているのです。

どの時代にも歌はあり、その歌のメッセージを若き私たちは
共鳴しています。
その歌は歌い継がれ今もその願いは変わらないと信じているの
です。

二つに分かれてしまった国はきっと一つになれる。
難しいことはわからずとも、家族を思う気持ちはどの世界でも
同じです。
それだけは誰も知り信じていられるのです。

願いの歌はあの頃から今も歌い続けられています。
そこに流れる多くの涙がやがては喜びの涙になることを私たち
は信じているのです。

「水は清く流れ続ける」

この真実は誰も曲げることはできないのです。

※写真:野村・深沢さん  


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2010年12月23日

500マイル



音楽は距離を越えて私たちを結びつけることができます。

NIIGATAフォークジャンボリーは浜名湖の姉妹ジャンボリーとして
共に大成功を収めています。

その代表として活動するのがKazmin'comのお二人です。
その二人は私たちが憧れるご夫婦デュオなのです。

お互いの運営サイトを通じて知り合った新潟と浜名湖のフォーク
仲間が「あの頃のフォークソング」を歌おうよと交流し互いに出
演者が出演しあう。
浜名湖から新潟へ、新潟から浜名湖へと交流が続いています。

車で向かう遠い地にも同じ思いでフォークジャンボリーを作り上
げる仲間がいます。
その距離がたとえ「500マイル」あったとて心も歌も繋がっている
のです。

毎年一度、全国でさまざまなフォークジャンボリーが開催されて
います。浜名湖に集うその代表のみなさんも、新潟、広島、東京
愛知などさまざなまなみなさんに出演していただいています。

歌はどこまでも広がってゆく、私たちと心おなじくする活動が
広がっています。

そしてその活動は多くの賛同を得てまた新しい地にフォークジャ
ンボリーを生んでいます。

そのいくつかのはじまりが遠く離れた新潟と浜名湖の結びつきで
あるのかもしれません。

全国にいるのは出演の仲間ばかりではありません、手拍子と拍手
の会場の仲間はもっともっと多くの結びつきを果たしています。

※写真:Kazmin'com  


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2010年12月23日

プカプカ



浜名湖フォークジャンボリーは決して”あの頃世代”だけのイベ
ントではありません。

フォークソングを歌って「すてきな一日をみんなでつくる」こと
を目指し全国からさまざまな仲間が”つくり”にやってきてくれ
るのです。

東京からやってきた20のシンガー杉山裕さんが「プカプカ」を
歌いはじめます。

あの頃の歌は時代を越えて歌い継がれています。その歌を20代が
ステージで歌えば、私たちは自分たちのあの頃に戻ることができ
ます。

あのような若い体でギターを持ち、「さあ一緒に歌おう」とフォ
ークに夢中になっていた毎日を思い出すのです。

杉山さんの歌で会場はひとつになり手拍子がはじまります。
その手拍子は「そうだそうだ」と自分たちのあの頃への手拍子で
す。そしてその歌はまた私たちの記憶から蘇ってくるのです。

「おれのあの娘は」、さて何が好きだったかと思い出します。

そして「遠い空から降ってくる幸せ」を私たちはもう知っている
のです。

※写真:杉山裕さん  


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2010年12月22日

やさしさに包まれたなら



フォークソングを歌いはじめたあの頃から、いったい何年の月日
が経ったことでしょう。

私たちはフォークソングと共に育ち大人になり今に至っています。
仕事をし、子供を育て自らの子がまたあの頃の年頃にもなってい
ます。

The 1212の”いがりさん”はネイチャー写真家としても活動され
ています。二人が歌うのはネイチャーフォークと呼ばれるのも
そんな魅力が含まれているからなのでしょう。

四季の野原に出て、野草の写真を撮るのは楽しいことです。
フォークソングを知る前から私たちは野原の草花と遊んでいま
した。

そのけなげな強さや美しさの中にたたずんでいたことを誰もが
思い出すことができるのです。

幼い日に野草の中に包まれていた頃を私たちは「やさしさに包
まれたなら」の歌の中に聴いているのです。

あの頃の歌にはその歌を歌う人の思い出がありますが、その
歌を歌い継ぐ人にはその人の魅力が含まれています。

野の花のように生きるのは私たち、二人はそのことを歌でまた
知らせてくれたのです。

そして「小さな頃は神様がいた」ことを思い出させてくれるの
です。

※写真:The 1212  


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2010年12月22日

冬の稲妻



二人のフォークソング好きがグループを組み練習したら、もっと
メンバーが欲しくなることがあります。

おはようございます、フォーク余話の時間です。

もう一人はベースでしょうか、ドラムスでしょうか、リズムを刻
むギターを裏打ちする仲間が欲しくなるのです。

冬の稲妻を歌ったアリスはフォークに力強いリズムを加え、私た
ちの歌に勇気を加えてくれたものでした。

フォークが「やさしさ」を歌う時代、アリスは血がたぎるような
熱を与えてくれたのです。

アリスの歌にはドラマがあります。そのストーリーはまさにドラ
マチック、私たちにはまだ経験しない熱情を持った生き方を歌っ
ていたのです。

ドンドンと刻むドラムのような若い心臓を持つ私たちはその鼓動
に響く歌を歌えばもっともっと強くなれたのです。

にちようやのみなさんが選んだこの歌は母体がロックバンドだか
らかもしれません。

三人のギターにドラムスやパーカッションのような力強さがある
のはフォークを越えたリズムを持つアリスの歌だったからかもし
れません。

まだまだドラマのはじまりにいた頃の私たち、やさしさだけでな
く情熱を持っていたことはアリスの歌を歌うとわかるのです。

※写真:にちようや  


Posted by 浜名湖フォークジャンボリー実行委員会 at 08:30Comments(2)フォーク夜話